躍進する実力派女優!上白石萌音さんのプロフィールと魅力を紹介

映画やCM、バラエティ番組と、今やメディアで見ない日はない人気女優の上白石萌音さん。
歌手やドラマのヒロインとしてお馴染みの上白石萌音さんは、日本の演劇・ミュージカル界においても輝かしい功績を残しています。
今回は、舞台女優としての上白石萌音さんのプロフィールや魅力にスポットを当ててみました!
現在出演中の「千と千尋の神隠しSpirited Away」の千尋役についても紹介しています。
※写真出典 第一三共ヘルスケア株式会社プレスリリースより
■上白石萌音さんのプロフィール
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
出身: 鹿児島県
誕生日:1998年1月27日
年齢:26歳
血液型:AB型
ファンからのニックネーム:もねちゃん、もねねん
ミュージカルデビュー作:「王様と私」
主な舞台出演作:「赤毛のアン」、「ナイツ・テイルー騎士物語ー」、「千と千尋の神隠し」、「 ダディ・ロング・レッグス」、「ジェーン・エア」など
上白石萌音さんは社会科教師のお父様、音楽教師でありピアノの指導者でもあるお母様の長女として生まれました。
「萌音」という名前は本名で、お母様が「音楽が好きになってほしい」という気持ちを込めて名付けたそうです。
その甲斐あってか、上白石さんは歌うのが言葉を話し始めるのと同じくらい早かったとか。
今では女優としてだけではなく紅白歌合戦の出演経験のある歌手としても活躍しています。
上白石萌音さんと同じく女優・歌手として活躍する上白石萌歌さんは、萌音さんの2つ下の妹です。
2011年に開催された第7回東宝シンデレラオーディションにおいて、萌音さんは審査員特別賞、萌歌さんはグランプリを受賞し、姉妹揃って東宝芸能に入りました。
■女優になる夢を育ててくれた故郷と両親
出典:上白石萌音さん公式YouTubeチャンネル
映画「舞妓はレディ」で映画に初主演し、その高い演技力と歌唱力で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞や全国映連女優賞など数多くの賞を獲得した上白石萌音さん。
映画のオーディションでは、「レ・ミゼラブル」の「オン・マイ・オウン」を披露し、それが合格の決め手となったそうです。
上白石萌音さんは5歳くらいから鹿児島のミュージカルスクール「マリアミュージカルアカデミー」に入り、演技と歌を学びました。
そのきっかけとなったのが、幼少期に見た劇団四季のファミリーミュージカル。
劇団四季のファミリーミュージカルは日本各地で巡演していて、上白石さんの地元である鹿児島でも多くの作品を上演しています。
お母様が音楽やミュージカルが好きでそれに影響されたこともあり、生のミュージカルを見たことが、芸能界を目指して女優になるという夢の原点になったのです。
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
音楽やミュージカルが好きな親御さんがいるならきっと上白石さんの夢にも最初から肯定的だったのだろうと思いますが、決してそうではなかったそう。
ご両親は上白石さんのことを思い、厳しい世界だからしっかり考えて目指すかどうか決めるようアドバイスしたと言います。
上白石さんはご両親のアドバイスを受け、1度は女優の夢を諦めようとしました。
その後、ご両親のお仕事の都合で小学3年生から6年生までメキシコに移住し、1度ミュージカルスクールを離れます。
しかし鹿児島に帰ってからスクールの先生に背中を押してもらい、東宝シンデレラのオーディションを受け、憧れだった女優の道へ踏み出したのです。
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
妹の萌歌さんも、萌音さんの影響を受けて同じミュージカルスクールへ。
女優姉妹の原点は、ミュージカル愛と夢を育ててくれた故郷での経験と、娘思いのご両親にあったのではないでしょうか。
■読売演劇大賞・最優秀女優賞を最年少で受賞
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
映像作品で活躍しながらも、2014年に「みえない雲」で初主演を果たし、ミュージカル「赤毛のアン」やミュージカル「ナイツ・テイルー騎士物語ー」など多くの舞台に出演している上白石萌音さん。
2023年には、2022年に出演した舞台「千と千尋の神隠し」とミュージカル「ダディ・ロング・レッグズ 〜足ながおじさんより〜」での演技が高く評価され、第30回読売演劇大賞において最優秀賞女優賞を受賞しました。
最優秀賞女優賞の歴代受賞者には、宮沢りえさんや蒼井優さんなど名だたる女優さんたちが並びます。
当時25歳の上白石萌音さんは歴代受賞者のなかでも史上最年少となり、快挙を果たしたのです。
出典:東宝演劇公式YouTubeチャンネル
「千と千尋の神隠し」では主人公の千尋役、「ダディ・ロング・レッグズ 〜足ながおじさんより〜」では大学進学を夢見て孤児院で暮らす主人公ジルーシャを演じた上白石さん。
どちらも10代の少女役で、瑞々しさと物語の中で成長していく過程を丁寧に表現し、注目されました。
両作品は、「レ・ミゼラブル」の演出家として知られる世界的な演出家ジョン・ケアード氏が手掛けています。
ケアード氏の指導方法は、俳優にダメ出しをせず、その人の良いところを褒めて伸ばすというもの。
そんなケアード氏が演出する作品に数多く出演してきた上白石さんは、彼の指導の元、持ち味の表現力と美声を磨いてきたのです。
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
また、「ダディ・ロング・レッグズ 〜足ながおじさんより〜」、「ナイツ・テイルー騎士物語ー」、「組曲虐殺」、「ジェーン・エア」では、井上芳雄さんの相手役を務めていて、井上さん曰く「大の仲良し」なのだとか。
ミュージカル界の帝王と並んでも圧倒されることなく、どんな作品でも丁寧に役を生きる逸材感も、上白石萌音さんの魅力の一つです。
■3度目の千尋役!姉妹揃ってジブリヒロイン?!
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
2024年3月現在、上白石萌音さんは舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」で主人公の千尋役を演じています。
上白石さんが千尋役を務めるのは2022年の初演、2023年の名古屋・美園座公演に続き今回が3度目。
出典:東宝演劇公式YouTubeチャンネル
初演当時の上白石さんの年齢は24歳で、10歳の小学生である千尋を演じるにあたり、子供の視点から感じる喜怒哀楽を表現するようにしたそうです。
引っ越しの途中に両親と離れ、神様が通う不思議な湯屋で働くことになった千尋。
ただ幼く演じて子供らしさを表現するのではなく、子供だからこその寂しさや好奇心、優しさを演じる上白石さんの千尋は、物語を大きく動かしていく引力を感じさせます。
その様子はしぐさや話し方、表情などどこを切り取っても宮崎駿監督の原作映画そのものだと高く評価されていて、今回も劇場で本物の千尋に会えたかのような感動体験を与えてくれることでしょう。
世界中で愛されている千尋というヒロインを見事に演じている上白石萌音さん。
実は、妹の上白石萌歌さんは2017年にミュージカル「魔女の宅急便」でヒロインのキキを演じていました。
2人揃ってジブリヒロインを演じている上白石姉妹。
偶然とはいえ、お二人の才能と姉妹のつながりを感じますね・・・!
■今後の舞台出演作品
出典:上白石萌音さん公式Instagramアカウント
舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」千尋役・・・2024年3月11日~30日(東京)、2024年4月27日~5月19日(福岡)、2024年5月27日~6月6日(大阪)、2024年4月30日~8月24日(ロンドン)
※名古屋、北海道公演には上白石萌音さんは出演しません。
上白石萌音さんはこれまで橋本環奈さんとのダブルキャストで千尋を演じていましたが、今回の公演には川栄李奈さんと福地桃子さんが新たな千尋役に加わり、クワトロキャストで舞台を回しています。
舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」は帝国劇場での公演が終わると全国ツアーが始まり、同時に日本を出てイギリス・ロンドンのウエストエンドにて初の海外公演を実施。
日本人キャストによる日本語版の公演が行われ、上白石萌音さんは橋本環奈さんと共に出演します。
アメリカのブロードウェイと並んで世界的な演劇・ミュージカルの本場として知られるウエストエンドの舞台においても、上白石さんの少女らしい千尋はきっと多くの人に愛されるのではないでしょうか?
■まとめ
舞台、テレビ、映画、音楽とマルチに活躍し、各界で躍進を続けている上白石萌音さんのプロフィールと魅力をご紹介しました。
舞台女優にとって名誉ある賞を史上最年少で受賞した上白石萌音さん。
話題作に国内外問わず出演し、これからも注目せずにはいられない実力派女優です。
上白石萌音さんの、役をそのまま生きているかのような丁寧な演技表現と柔らかく美しい歌声は、ぜひ1度生の舞台で拝見したいものですね!

ミュージカル、演劇鑑賞が大好きなハピエルライターによる記事です。
2022年よりエンタメハピエルの記事を執筆しています。
劇団四季、宝塚歌劇を時々見に行っています。
関東在住ライター、関西在住ライターがリモートワークで執筆しています