2024年に注目したい!劇団四季のミュージカル作品7選

劇団四季
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昨年で創立70周年を迎えた劇団四季。
71年目を迎える今年も、劇団のオリジナル作品から人気の高い海外作品、家族みんなで楽しめる作品まで、注目作品が目白押しですよ!

そこで今回は、2024年に見たい劇団四季のミュージカルを、編集部が選んでみました。
ぜひ今年の楽しい予定の中に、ミュージカル観劇を取り入れてはいかがでしょうか?

■見なきゃ損?!劇団オリジナルミュージカル

劇団四季
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ブロードウェイ作品やディズニー作品も良いけれど、劇団四季が一から制作するオリジナルミュージカルも目が離せません。
2024年は初上演される話題作や人気作の地方公演がラインナップ。
劇団四季らしい生きることの喜びと魅力的な音楽で溢れたオリジナルミュージカルは、見ないともったいないかも?!

◆「ゴースト&レディ」


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

劇団四季の最新オリジナルミュージカルが、5月に初演を迎える「ゴースト&レディ」。
19世紀のヨーロッパを舞台に、クリミア戦争下で看護師の道に情熱を燃やすフローレンス・ナイチンゲールと芝居好きの幽霊、グレイが出逢うラブストーリーです。
原作は、「からくりサーカス」や「うしおととら」などで知られる漫画家藤田和日郎氏のコミックス「黒博物館 ゴーストアンドレディ」。
初の舞台化にあたり、演出には「ノートルダムの鐘」のスコット・シュワルツ氏、脚本と歌詞には「アナと雪の女王」の高橋知伽江氏といった精鋭の制作スタッフが集まりました。

スコット氏によれば、原作漫画の世界観にナイチンゲールの史実を織り交ぜ、舞台ならではのエッセンスを加えているとのこと。
舞台上にゴーストが現れるミステリアスな場面は現代技術を駆使しつつ表現するようで、見どころの一つになりそうです。

【2024年の公演スケジュール】

5月6日(月)〜11月11日(月)/JR東日本四季劇場【秋】
1月現在は、8月31日(土)までのチケットが、発売中です。

◆「バケモノの子」

バケモノの子
バケモノの子

出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

オリジナルミュージカル「バケモノの子」は、皆さんもうご覧になりましたか?
細田守監督のアニメーション映画をミュージカル化した本作は、孤独な少年の蓮がバケモノの世界に迷い込み、最強バケモノ・熊徹の弟子となり成長していく物語です。
2022年に東京のJR東日本四季劇場【秋】にて開幕した「バケモノの子」は、2024年1月現在は大阪四季劇場で上演しています。
秋には名古屋公演も控え、東京の劇場では見逃してしまったという人も今年はチャンス!
蓮と熊徹の血の繋がりを超えた親子の絆や、蓮と対峙する少年の一郎彦、連を手助けする少女の楓といった若者たちが葛藤しながら成長する姿は、大人も子供も夢中になりますよ。
劇団四季らしい心に響くミュージカルナンバーも聴きごたえがありますので、まだ観てないという方も、また観たいという方もぜひ。

【2024年の公演スケジュール】

5月25日(土)まで/大阪四季劇場(大阪)
9月から/名古屋四季劇場(名古屋)

「バケモノの子」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

■名曲に酔いしれる!海外ミュージカル

海外ミュージカルの上演は、70年以上に及ぶ劇団四季の原点です。
日本人の心に響く台詞と歌詞で海外の名作ミュージカルを気軽に観られるのは、劇団四季の魅力の一つと言えるでしょう。
2024年は昨年東京で上演されていた人気の2作品が地方でも上演されるので、ぜひ劇場で世界的なミュージカルナンバーに酔いしれてはいかがでしょうか?

◆ウィキッド

劇団四季ウィキッド
劇団四季ウィキッド

参考URL:https://youtu.be/14ciX6D_OaU?si=3oXdFJyKrNCiMdel
出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

童話「オズの魔法使い」に登場する悪い魔女と良い魔女の知られざる友情の物語を描いたミュージカル「ウィキッド」。
劇団四季が上演する作品の中でもファンから最も再演希望の声が多かった人気作で、2023年10月より、7年ぶりに東京のJR東日本四季劇場【秋】にて上演されています。
「ウィキッド」といえば、「自由を求めて」や「エメラルドシティー」、「あなたを忘れない」といったドラマティックな楽曲が印象的です。
ブロードウェイ版キャストのアルバムがグラミー賞を受賞し、トニー賞ではオリジナル楽曲賞、編曲賞を含む9部門にノミネートされました。
1月に東京公演を終えると、夏は大阪に「ウィキッド」がやってきます。
夏休みの思い出づくりにぜひ名曲の数々を生の舞台で聴きたいですね!

【2024年の公演スケジュール】

1月27日(土)まで/JR東日本四季劇場【秋】
8月15日(木)までから/大阪四季劇場(大阪)

「ウィキッド」については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

◆「ジーザス・クライスト=スーパースター[エルサレム・バージョン]

出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

「ジーザス・クライスト=スーパースター」は、「キャッツ」や「オペラ座の怪人」などで知られる作曲家のアンドリュー・ロイド=ウェバーと「ライオンキング」の作詞家であるティム・ライスの出世作です。
イエス・キリストの最後の7日間をロックオペラに仕立てたこのミュージカルは、「スーパースター」や「ゲッセマネ」といった衝撃的な名曲の数々が人気を博しています。
これまで劇団四季はエルサレムの荒野を舞台にしたエルサレム・バージョンと日本的な様式美を取り入れたジャポネスク・バージョンを上演していて、2024年に上演されるのはエルサレム・バージョンです。
ミュージカルによく見るような華美な装飾を使わず、シンプルな舞台セットと衣装で表現される世界観に、グッと引き込まれること間違いなし!
2月から3月にかけて東京の自由劇場で上演したのち、4月から6月初旬には京都公演、6月下旬には全国公演が予定されています。

【2024年の公演スケジュール】

2月16日(金)から3月24日(日)まで※/自由劇場(東京)
4月20日(土)から6月2日(日)まで/京都劇場(京都)
6月29日(土)から/全国公演開始

※東京公演は、既にチケットが完売しています。

■子どもと見たい!ファミリー向けミュージカル

友情や家族の大切さを描いたハートフルな劇団四季のミュージカルは、お子様との親子観劇やお子様の観劇デビューにはうってつけです。
2024年のおすすめは、昔から親しまれているファミリーミュージカル2作品と人気のミュージカル1作品。
一般作品は3歳のお子様から観劇可能ですが、ファミリーミュージカルと呼ばれる作品は、2歳未満の小さなお子様も一緒に見ることができますよ。

◆「ガンバの大冒険」


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

斎藤惇夫さんの児童小説「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」を原作としたファミリーミュージカル「ガンバの大冒険」は、1976年から上演している人気作品です。
シニア世代には、野沢雅子さんがガンバ役を演じていたアニメーションの「ガンバの冒険」が思い浮かぶかもしれませんね。
町でのどかに暮らすネズミのガンバが、仲間を助けるために大海原へ冒険の旅に出ます。
ガンバと一緒に旅をするのは、個性豊かなネズミの友人たち。
マンプク、ガクシャ、イカサマなど、彼らのユニークな名前は自身の性格を表しています。
ガンバが戦うイタチのノロイ一族も奇抜な見た目をしていて、個性的なキャラクターはミュージカルが初めてのお子様にも楽しめるはず!
友達のために勇気を出す小さなガンバの姿は、大人も子供も応援したくなりますよ。

【2024年の公演スケジュール】

4月13日(土)から/全国公演開始

公演日程の詳細は、決まり次第公式サイトにて発表されます。

ミュージカル「ガンバの大冒険」公式サイト

◆「ふたりのロッテ」

ふたりのロッテ
出典:Amazon

「ふたりのロッテ」も、1971年から上演されているファミリーミュージカルの名作です。
原作は「飛ぶ教室」で知られるドイツの作家エーリヒ・ケストナーが書いた同タイトルの児童文学で、アニメや映画など映像作品にもなっています。
主人公は優しいロッテとお転婆なルイーゼの少女2人で、お互いに両親が離婚して片親に育てられています。
夏休みの子供学校で偶然出会った二人は、お互いの顔がそっくりなことにびっくり!
実は、二人は同じ日、同じ場所で生まれた双子だったのです!
もう一度家族みんなで一緒に暮らしたいと考えたロッテとルイーゼは、こっそりとお互いになりすましてそれぞれの家に帰るのですが・・・。
双子が同じ動きをしたり、お互いの特技を真似てなりすまそうとしたりする姿はユーモラスです。
彼女たちが離れ離れになったパパとママを引き合わせようとするシーンは、感動的で大人でも感動することでしょう。

【2024年の公演スケジュール】

7月21日(日)から8月25日(日)まで/自由劇場(東京)

9月21(土)から/全国公演開始※

※一般の観客が観ることができない児童招待公演「こころの劇場」も含みます。

公演日程の詳細は、決まり次第劇団四季の公式サイトにて発表されます。

◆「赤毛のアン」


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル「shikicahannel」

ミュージカル「赤毛のアン」は、大人も子供も知っているルーシー・モード・モンゴメリの同タイトルのベストセラー小説が原作です。
1964年に物語の舞台であるカナダのプリンス・エドワード島でミュージカル版が初めて上演され、日本での断続的な公演は劇団四季が行っています。
主人公のアン・シャーリーは、赤毛とそばかすがトレードマークの女の子。
彼女は孤児院からマシューとマリラの兄妹に引き取られ、アヴォンリーの町で暮らすことになりました。
想像力豊かでおしゃべりが大好きなアンは、村や学校で騒動を起こしてばかり。
しかし人々と交流する中で、癇癪持ちの少女から大人の女性へと成長していきます。
本やアニメで物語を知っている人は多いと思いますが、意外とミュージカル版を見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
大自然の中でのびのびと育ち、家族や友人との交流を通じて大人になっていくアンの姿を、親しみやすい歌で綴った名作ミュージカルです。

【2024年の公演スケジュール】

12月3日(火)から/自由劇場(東京)

公演日程の詳細は、決まり次第劇団四季の公式サイトにて発表されます。

■まとめ

2024年に注目したい劇団四季のミュージカル作品を7つ紹介しました。
これまで東京の劇場でのみ上演していた話題作が、今年は関西や中部地方、全国各都市でも見られるのが嬉しいですね!

気になる作品があれば、ぜひ実際に見に行ってみてください♪