公開20周年！再注目の映画「オペラ座の怪人」のおすすめポイントを紹介

2024年8月27日

オペラ座の怪人
オペラ座の怪人

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不朽のミュージカル映画「オペラ座の怪人」は、今年で公開20周年を迎えました。
6月中旬から全国各地の映画館で4Kデジタルリマスター版が上映され、20年経った今でも映画オペラ座の魅力にハマる人が続出中です！

今回は、20周年の今だからこそ再注目したい映画「オペラ座の怪人」のおすすめポイントをご紹介します。

■映画「オペラ座の怪人」とは

オペラ座の怪人
オペラ座の怪人

参考：合同会社丸与工芸

「オペラ座の怪人」は、2004年にアメリカで製作されたミュージカル映画。
ベースとなっているのはガストン・ルルーの小説、そしてミュージカル界のレジェンド作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが製作したミュージカル「オペラ座の怪人」です。

ミュージカル版は1986年にウエストエンドで開幕し、世界中で大ヒット。
日本では1988年の初演から現在に至るまで、劇団四季が全国各地で定期的なロングラン公演を実施しています。
「オペラ座の怪人」のあらすじや登場人物、ミュージカル版の魅力についてはこちらの記事で紹介していますので、よろしければ合わせてお読みください。

「劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」生で観たい美しさ！あらすじと魅力を紹介」

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』予告編【6月14日(金)全国ロードショー】

参考：ギャガ公式YouTubeチャンネル

ロイド=ウェバーは、「オペラ座の怪人」を自らの最高傑作と言っています。
そんな彼が制作と作曲、脚本を担当し、全面的にプロデュースしたのが映画版！
作品の象徴である「オペラ座の怪人」をはじめとする舞台のナンバーを起用し、映画オリジナルのスコアやエンドソングも彼が作曲しています。
メガホンを取ったのは、映画「バットマン フォーエバー」で知られるジョエル・シュマッカー監督。
映画版は、第77回アカデミー賞の撮影賞と美術賞、歌曲賞にノミネートされています。

日本では2015年1月29日に公開され、当時のミュージカル映画では最高興行記録を打ち立てました。
全世界興行収入の約4割を日本が占めていたと言われており、どれほど日本の観客に愛されている映画なのかよくわかりますね。

■映画「オペラ座の怪人」どこで見られる？

映画「オペラ座の怪人」の鑑賞方法をご紹介します。

◆映画館で4Kデジタルリマスター版が上映！


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

映画の公開20周年を記念し、6月14日から全国の映画館で「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」が公開されています。
フィルムをデジタル化することで映像の解像度と美しさが一層高まる4Kリマスター版は、19世紀のオペラ座の豪華絢爛な世界を高画質で楽しめるのが魅力！
映画館の臨場感のある音響で、ロイド=ウェバーの素晴らしい名曲を体感できるのも嬉しいポイントです。
筆者も実際に4Kデジタルリマスター版を観賞しましたが、あまりの大迫力にオープニングから鳥肌が立ってしまいました！
モノクロ映像で始まるオークションのシーンからフルカラーの映像に変わっていく様子は大スクリーンで見ると圧巻ですよ。

映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」は全国各地の映画館で上演中、もしくは上演予定ですので、上映館とスケジュールの詳細は公式HPをご覧ください。

映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式HP
https://gaga.ne.jp/operaza4K/

TOHOシネマズ日比谷では、オペラ座を愛するミュージカル俳優陣をゲストに迎えたトークショーが開催されました。
さらに、声出しやコスプレOKの特別上映も実施できるように調整中とのことです！

◆動画配信サービスでも視聴OK

映画「オペラ座の怪人」は、一部の動画配信サービスでも配信されています。

【映画「オペラ座の怪人」が視聴できる動画配信サービス】

・Amazon prime Video（見放題、レンタル）
・U-NEXT(見放題）

※動画配信サービスの配信作品は2024年7月現在の情報です。
最新情報は各社の公式サイトよりご確認くださいませ。

■ジェラルド・バトラーのファントム役が凄い！


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

映画「オペラ座の怪人」を語るうえで欠かせないのが、劇場の地下に棲む怪人・ファントムを演じるジェラルド・バトラーです。

ジェラルド・バトラーはスコットランド出身の俳優で、ニックネームはジェリー。
前職は、なんと弁護士だったそうです！

当時「トゥームレイダー2」や「タイムライン」といったアクション映画に出演していた若手俳優のジェラルドは、ジョエル・シュマッカー監督のオファーを受けてファントム役に挑みました。
ちなみに、本作がジェラルドにとってこれがミュージカル初挑戦。
初めてとは思えない低音と高音を巧みに使い分ける美しい歌声で、クリスティーヌだけではなく観客の心までも甘く溶かしてしまったのです。

ファントムを演じたジェラルドは本作でスター俳優の仲間入りを果たし、その後も「300」や「エンド・オブ・ホワイトハウス」など多数のヒット映画に出演しています。

色っぽいルックスと歌声、そして悲しみと憎しみを秘めた情熱的なジェリーのファントムは必見です！

■映画版ならではのおすすめポイント

最後に、ミュージカル版にはない映画「オペラ座の怪人」ならではのおすすめポイントを紹介します。

◆舞台では味わえない奥行きのあるオペラ座

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』本編映像②【6月14日(金)全国ロードショー】

参考：ギャガ公式YouTubeチャンネル

映画では設営に40週間かかったと言われている大規模な撮影セットを使用し、舞台で描ききれないオペラ座の美しさと怪しさが細かく表現されています。

例えばファントムが隠れ家までクリスティーヌを連れて行く道のり。
舞台では徒歩とボートでしたが、映画は馬に乗り、地下水路をボートで渡って辿り着きます。

ファントムが仕掛けた地下通路の罠も具体的に描かれており、クライマックスでラウルがファントムの隠れ家に向かうシーンも臨場感たっぷりです。


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

ミュージカル版の名シーンであるシャンデリアが落下するシーンも、迫力満点！
映画のシャンデリアは重さが2.2トンあり、2万個のスワロフスキー・クリスタルを使用していて、組み立てに約4日かかったそうです。

◆主演キャストが吹き替えなしで挑んだ歌唱

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』本編映像①【6月14日(金)全国ロードショー】

参考：ギャガ公式YouTubeチャンネル

ミュージカル作品の中でも歌いこなすのが難しい「オペラ座の怪人」の楽曲。
映画の歌唱シーンはミュージカル俳優が全て吹き替えしているのかと思いきや、ファントム役のジェラルド・バトラー、クリスティーヌ役のエミー・ロッサム、ラウル役のパトリック・ ウィルソンら主演キャスト3名は吹き替え無しで歌唱しています。


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

天使のように美しい歌声のクリスティーヌを演じたエミーロッサムは、当時18歳！
本作でゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされています。


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

オペラ座の看板スターであるカルロッタは、歌手としても活躍する俳優のミニー・ドライヴァーが演じましたが、歌唱シーンは吹き替えです。
これはミニーの声が歌のキーと合わなかったためで、代わりに彼女はエンドソングの「Learn To Be Lonely」を歌っています。
ぜひエンドロールまで観て、彼女の美しく包み込むような歌声を聴いてみてください。

◆深掘りされているファントムの過去


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

ファントムはなぜオペラ座の地下に潜むようになったのか。
映画では、彼の生い立ちとオペラ座に初めて来た時の事が細かく描かれています。
ミュージカル版と同様に、ファントムの正体を知るのはオペラ座のバレエ教師であるマダム・ジリーです。
劇中で彼女が語るファントムの過去を聞くと、ファントムというキャラクターをより深く知ることができます。

◆映画オリジナルのラストシーン


参考：映画「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」公式Xアカウント

ミュージカル版はファントムが隠れ家から姿を消して物語が終わりますが、映画のラストシーンはその後を描いています。

映画ではファントムがクリスティーヌに贈る赤い1輪のバラが劇中に度々登場するキーアイテムになっているのですが、このバラがラストにも出てくるので要注目です。

■まとめ

映画「オペラ座の怪人」のおすすめ鑑賞ポイントをご紹介しました。

映画館で「オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター」が観られるのは今だけですので、ぜひ大スクリーンで美しい映像と音楽を存分に堪能してはいかがでしょうか？

ジェラルドファントムの甘い歌声に酔いしれながら、映画「オペラ座の怪人」をぜひお楽しみください♪

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Posted by ハピエル編集部