初めてのミュージカル鑑賞!持ち物、服装、マナーなど気をつけるべきポイントとは?
初めてミュージカルを観に行くことになった!
そんなとき、持ち物や服装、劇場でのマナーなど、何に気を付ければいいか気になるポイントがたくさんあるかと思います。
そこで今回は、ミュージカルを鑑賞するうえで気を付けるべきポイントをピックアップしました!
観劇デビューをされる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
■持ち物は何が必要なの?
◆チケット
劇場へ入るための証明になるチケットは、忘れないように注意したい持ち物です。
チケットは主に紙チケットとQRコードチケットの2種類があるので、自分が購入したチケットがどのような形式のものか事前に確認しておきましょう。
紙チケットはチケット会社から郵送で自宅に届くものもありますが、コンビニなどで自分で引き換えが必要な場合も。
コンビニのチケットサービスは引き換え期限が決まっているので、引き換え開始期間になったら早めに引き換えておくのがおすすめです。
大手チケット会社のほとんどは公演当日まで引き換可能ですが、たまにチケットサービスの通信障害によって発券できないという非常事態が起こることもあるので、公演当日のギリギリに引き換えるのはあまりおすすめしません。
QRチケットは、劇場の入口でQRコードを見せて入場する電子タイプのチケットです。
事前にチケットサイトのQRコード表示画面をすぐ出せるようにするか、その画面のスクリーンショット画像や紙プリントを用意しておきましょう。
◆A4サイズが入るトートバッグorエコバッグ
ミュージカルを観に行く日は、A4サイズが入る大きさのトートバッグまたはエコバッグを持っていると重宝します。
劇場で公演プログラムやグッズを買うことも多いと思いますが、実は劇場内の購入品は袋が付かないか、袋が別途有料になっている場合がほとんどです。
そのため、大きさに余裕のあるA4サイズのバッグを持っていればプログラムもクリアファイルのような大きなグッズも綺麗に持ち帰れます。
エコバッグは、筆者はグッズを入れるだけではなく、劇場内で脱いだ上着やや帽子を入れるのに使っています!
劇団四季が劇場ショップで販売している有料バッグは、不織布製で軽くA4サイズも入るのでエコバッグ代わりにぴったりです。
◆オペラグラス
ミュージカルや演劇の鑑賞に活躍するのが、遠くからでも舞台の様子が細かく見えるオペラグラス。
舞台好きにとっては観劇中に手元にあると安心できるマストアイテムで、目の代わりをしてくれる良き相棒です!
オペラグラスは100円ショップで簡易的なものが売られていたり、劇場によっては貸し出しサービスがあったりしますが、ミュージカルを頻繁に観るのであれば自分用に購入するのが良いでしょう。
倍率は、5倍から8倍のやや低いものがおすすめ。
舞台観賞用のオペラグラスは倍率が高ければ良いというわけではなく、10倍以上のものは近寄りすぎて舞台で何が起きているか見えないということもあります。
筆者が愛用しているオペラグラスの倍率は8倍です。
年季は入っていますが、3階席の1番後ろの席でも俳優さんの顔がよく見えますし、1階席でもセリフを発した俳優さんを追えるほど視界に余裕があるので気に入っています。
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◆ハンカチ
劇場によってはお手洗いにハンドドライヤーがないところもあるので、ハンカチは持っていくのがおすすめ。
オペラグラスと同様に、こちらもミュージカル鑑賞中に手元にあると便利です。
舞台を観ているとその迫力や感動的なストーリーに思わず涙が溢れることもあるので、泣きたいときは我慢せずにハンカチを使った方が気持ちもスッキリします。
また、突然咳が出たりむせたりした時もハンカチで口元を押さえれば大きな音を立てなくてすむので周りに迷惑がかかりません。
◆蓋が閉まる飲み物
出典:Pixabay
室内で座っているだけとはいえ、ミュージカル鑑賞では意外と喉が渇くものです。
ペットボトルや水筒のような蓋付きの飲み物は持ち込み可能なので、休憩時間に飲めるように用意しておくと劇場内で快適に過ごせます。
ただし上演中の飲食は禁止されているので、水分補給のタイミングには注意しましょう。
ロビーに飲み物を自動販売機やカフェがある劇場もあるため、事前に持ってきていない場合も後から購入できます。
しかし開演前や休憩時間には混雑する可能性もあるので、買うか買わないかの判断は早めにしたほうが良いです。
◆目薬
出典:Pixabay
舞台に集中していると目が疲れてしまうので、目薬を持っていると乾燥や目のかすみを防ぐことができます。
観劇用に特別な目薬を用意する必要はなく、普段使っているものがあればそちらで大丈夫です。
上演前や一幕が終わって二幕が始まる前に目薬をさしておくと、視界がクリアになって見えやすいですよ。
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◆その他
上記の持ち物の他に、これらもあると便利ですので参考にしてみてください♪
・クリアファイル
劇場にあるフライヤー(作品のポスターアートや公演情報が載った印刷物)やキャスト表を折らずに持ち帰ることができます。
・お直し用のコスメ
鑑賞中に泣いてしまったときの救世主!
アイメイクは崩れやすいので、アイライナーやシャドウは持っていたほうが安心します。
デートでミュージカル鑑賞する女性の方は気を付けたほうが良いかもしれません。
・薬やサプリ
観劇時間は長いので、劇場の暗さで頭が痛くなってしまった、お腹の調子が悪いなど、急な体調不良にも対応できるよう普段持ち歩いている薬を持っていくと安心です。
目の疲れを軽減させるサプリは、目薬と合わせて持っておくと効果的ですよ。
■服装にルールはあるの?
◆普段のカジュアルな服装でOK!
出典:Pixabay
ミュージカル鑑賞は何となく敷居が高い印象があるので、ホテルでコース料理を食べるようなフォーマルな服装をしなくてはいけないと思う方もいるのではないでしょうか?
しかし実際に劇場へ行ってみると、フォーマルな服装の人は少なく普段着で楽しんでいる人がほとんどです。
劇場にはドレスコードはないので、普段のカジュアルな服装やお出かけ用の服装でOK。
ミュージカル好きの間でも観劇ファッションの好みは人それぞれで、長い間座ったり移動時間が長かったりするので動きやすい服が良いという人もいれば、特別な時間を演出する上品なワンピースが良いと良いという人もいます。
つまり、自分の好きな服装でミュージカル鑑賞を楽しむのがベストです!
◆華美なヘアスタイル、アクセサリーは不向き
出典:Pixabay
服装は基本的に自由ですが、周りの迷惑にならないようにマナーには配慮しましょう。
具体的には、他の観客の視界を妨げるようなものと音が鳴るようなものは不向きです。
ヘアスタイルは、お団子やポニーテールなど高い位置で結ぶものは後ろの人の視界を狭めてしまいます。
和服で観劇している人もよく見かけますが、皆さん低い位置で髪をまとめ、小さな髪飾りを付けている印象です。
当たり前ですが、観劇中は帽子も取るようにしましょう。
また、ヘアスタイルと一緒に気を付けたいのがアクセサリーです。
ジャラジャラと音が鳴るブレスレットやイヤリングは、鑑賞中に自分が動くと音が出てしまうので、観劇の日は付けるのを控えるか鑑賞中はしまっておきましょう。
周りに何か言われたわけではありませんが、筆者は普段つけている腕時計の秒針の音が大きく、セリフだけのシリアスなシーンで気になってしまったのでその時計は観劇の日は付けないようにしています。
◆作品に合わせたモチーフでコーディネート
出典:ぱくたそ
ミュージカルならではのおしゃれを楽しみたいなら、鑑賞する作品をイメージした服やアクセサリーでコーディネートするのもおすすめです。
作品に登場するモチーフがデザインされた物を身につけると、劇場へ出かけてミュージカルを観るというお出かけそのものがより楽しく感じられます♪
「美女と野獣」や「アナと雪の女王」のようなディズニープリンセスが登場するミュージカルでは、小さな女の子がドレスを着ていたり、女性がバウンドコーデを楽しんでいたりするのをよく見かけます。
そんな劇場ならでは、作品ならではのファッションを楽しむのもミュージカル鑑賞の醍醐味です♪
■マナーはどんなことに気を付ければいいの??
◆上演中のスマホの電源はオフ
出典:ぱくたそ
ミュージカルの上演の前に、必ず劇場スタッフからスマートフォンやスマートウォッチの電源はオフにするようにとアナウンスがありますので、守るようにしましょう。
上演中にスマホの音が鳴ったり画面が光ったりすると、周りの観客に迷惑が掛かるのはもちろん俳優やスタッフの仕事を妨げる可能性があります。
後ほど詳しく説明しますが、作品によってはラストのカーテンコールをスマホで撮影できるスペシャルプログラムを実施することも。
その場合はスマホの電源を切っていると撮影に失敗する可能性があるので、マナーモードかつ機内モードにしましょう。
◆上演中のお喋りは絶対にNG
出典:Pixabay
ミュージカルの上演中は、客席でのおしゃべりは厳禁です。
作品の内容や俳優のパフォーマンスに声を出して笑ったり驚いたりするのはOKですが、隣の人と会話を始めてしまうと周りの人の集中力を妨げてしまいます。
お喋りは休憩時間に・・・と言いたいところですが、休憩時間の客席では目を閉じて静かに休みたいという人もいるので大きな声での会話は控えるほうがベター。
終演後まで感想を言うのが待ちきれない!早く話したい!というときは、人が集まるロビーに移動して話すなど周りへの配慮が大切です。
◆劇場内での写真撮影はルールを守る
劇場内では上演前の舞台の写真撮影が許されている場合が多く、中にはカーテンコールの様子を撮影できる公演もあります。
このような撮影が許可されている場合はスマホで舞台の写真を取ることができますが、作品ごとに撮影のルールが決められているので劇場スタッフの案内に従うようにしてください。
例えば、舞台の撮影は自身の客席の位置からと決められていたり、カーテンコールは動画はNGで写真ならOKと言われたりします。
「この前見た作品はこうだったから、今回も大丈夫!」というのは余り通用しないので、作品ごとにルールを守って撮影を楽しみましょう!
◆持ち物や姿勢が周りの人の邪魔にならないように
出典:Pixabay
客席同士の間隔は広くはないので、自分の席に着いたときは周りの人への気遣いが必要になります。
まず注意したいのが、持ち物を広げ過ぎて他人のスペースを奪わないようにすること。
とりわけ雨の日に長傘を持っていた場合、座席まで長傘を持ち込んでいたら置き方に注意が必要です。
劇場によって客席に設置された傘ホルダーに立てたり、後ろの席にはみ出さないように横向きで寝かせるように劇場スタッフからお願いされたり置き方はさまざまなのですが、筆者は他の劇場で横向きで置くことが多くそのようにしていたら、隣の人に縦においてほしいと注意されてことがあります。
長傘やバッグがはみ出しそうな場合は、隣の人へ一声かけるほうが良いです。
また、鑑賞中は背中を背もたれにつけて前かがみにならないよう注意しましょう。
特に2階席、3階席では前かがみになると後ろの席の人が見えづらくなってしまいます。
■まとめ
ミュージカルを見るうえで気を付けたいポイントを、持ち物、服装、マナーの観点からそれぞれ解説しましたが、参考になりましたでしょうか?
ミュージカルはカジュアルに楽しめるエンタメなので、敷居が高いなと気負いせずにリラックスして作品の世界を満喫してください♪
ただし周りの方への気遣いは必要不可欠ですので、自分も周りも気持ちよく観劇できるように意識して楽しみましょう!
ミュージカル、演劇鑑賞が大好きなハピエルライターによる記事です。
2022年よりエンタメハピエルの記事を執筆しています。
劇団四季、宝塚歌劇を時々見に行っています。
関東在住ライター、関西在住ライターがリモートワークで執筆しています