女子高校生のカリスマから舞台へ♪大原櫻子さんのミュージカル女優としての魅力を紹介

大原櫻子
大原櫻子

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映画デビューをきっかけに女子高生のカリスマとしてブレイクした女優・アーティストの大原櫻子さん。
映像作品にとどまらず、最近はミュージカル界においても目覚ましい活躍を見せています。

今回は、ミュージカル女優としても注目されている大原櫻子さんのプロフィールと魅力のご紹介です!

※画像出典 株式会社キョードーメディアス プレスリリースより

■大原櫻子さんのプロフィール


出典:大原櫻子さん公式Instagramアカウント

出身:東京都
誕生日:1996年1月10日
年齢:28歳
血液型:A型
ファンからのニックネーム:サクちゃん
舞台デビュー作:地球ゴージャス「The Love Bugs」
主な舞台出演作:「リトル・ヴォイス」、劇団☆新感線「メタルマクベス disc2」、恋を読む inクリエ「逃げるは恥だが役に立つ」、「ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~」、「ザ・ウェルキン」、「この世界の片隅に」など

大原櫻子さんは、中学生の頃にダンサーとして芸能事務所にスカウトされました。
当時習っていたダンスの発表会で、テレビ関係者に声をかけられたのがきっかけだったそうです。
もともとダンサーよりも女優業に憧れていた大原さんは、事務所からのテストを受けた後に女優としての活動を始めます。

大原さんの父親は、「行列のできる相談所」や「報道ステーション」などでお馴染みのナレーター林田尚親さんです。

■芝居・歌への憧れはミュージカル映画から

『カノジョは嘘を愛しすぎてる』映画オリジナル予告編

出典:マイシアターD.D.公式YouTubeチャンネル

2013年に少女漫画が原作の映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のオーディションを受け、約5,000人の中からヒロインの理子役に選ばれた大原櫻子さん。
演技と劇中バンドの歌唱も担当し、映画デビューにして第23回日本映画批評家大賞の新人女優賞を受賞しました。
当時は理子と同じ現役の高校生だった大原さんは、等身大の演技とパワフルな歌唱力が同年代の女子達の注目を浴び、「女子高校生のカリスマ」と称されるようになります。

2014年に歌手としてソロデビューを果たすと、第56回日本レコード大賞の新人賞を受賞。翌年には月9枠のドラマ「恋仲」に出演したり第65回紅白歌合戦に出場したりと、テレビを中心に活躍します。

そんな大原さんが芝居や歌に興味を持った原点は、小学2年生の頃に見たミュージカル映画「アニー」でした。
のびのびと歌うアニーの姿に憧れた大原さんは、ダンスや歌のスキルを磨くようになります。
幼少期は、「アニー」や「ミス・サイゴン」といったミュージカルの歌をいつも聞いていたそうです。

舞台『Little Voice リトル・ヴォイス』PV

出典:ホリプロステージ公式YouTubeチャンネル

2016年、大原さんは地球ゴージャスの「The Love Bugs」で舞台デビューし、ミュージカルシーンでは突き抜けるような歌声と迫力のダンスで観客を魅了しました。
2017年には「リトル・ヴォイス」で舞台に初主演し、ジュディ・ガーランドやマリリン・モンローなど大スターの歌を完コピする少女リトル・ヴォイスを演じ、英語での歌唱も披露しています。
2023年には、2022年に出演した「ミネオラ・ツインズ~六場、四つの夢、(最低)六つのウィッグからなるコメディ~」と「ザ・ウェルキン」の2作品での演技が評価され、第30回読売演劇大賞にて杉村春子賞を受賞しました。

■「ミス・サイゴン」幻のキム役


出典:大原櫻子さん公式Instagramアカウント

幼い頃からミュージカルに憧れていた大原櫻子さんは、2020年に「ミス・サイゴン」の主人公キム役の1人としてキャスティングされました。
キムは、大原さんがいつかミュージカルで演じてみたいと願っていた役の1つ。
大原さんは作品の関連書籍を読んだり、世界初演キム役のレア・サロンガさんに「自分もいつかキムを演じたい」と伝えたりしたこともあったようです。


出典:大原櫻子さん公式Instagramアカウント

しかしながら、公演はコロナウイルスの感染拡大によって全公演が中止となります。
大原さんは直筆のコメントで公演中止に対する思いを綴り、「こんな時だからこそ、エンターテイメントを届けたかったです。ただ、ただ悔しいです。」と語りました。


出典:大原櫻子さん公式Xアカウント

2022年に「ミス・サイゴン」が上演された際は幻となった2020年公演のキャストが再集結しましたが、大原さんはスケジュールの都合により出演しませんでした。
出演しなかったものの、2020年公演で共にキャスティングされていた3人のキム役(昆夏美さん、高畑充希さん、屋比久知奈さん)にエールを送っています。

作品の制作発表会やテレビ番組では、「命をあげよう」など劇中の代表的なナンバーを披露していた大原さん。その姿に、彼女のキム役を見たいと思った方も大勢いることでしょう。
大原さんが「ミス・サイゴン」に出演する機会がまた巡ってくることに期待したいですね。

なお「ミス・サイゴン」は2026年~2027年に公演がすることが決定しています。

■「この世界の片隅に」主人公のすずさんを好演

ミュージカル『この世界の片隅に』速報PV

出典:東宝演劇公式YouTubeチャンネル

大原櫻子さんは、現在上演中のミュージカル「この世界の片隅に」で主人公の浦野すず役を演じています。

こうの史代さんの漫画を原作とした「この世界の片隅に」は、アニメ映画化され大ヒットし、日本だけでなく海外でも60 カ国以上で上映されている人気作。
今回初めてミュージカル化され、シンガー・ソングライターのアンジェラ・アキさんが音楽を手掛けたことでも話題です。

アンジェラ・アキ - この世界のあちこちに / THE FIRST TAKE

出典:「THE FIRST TAKE」YouTubeチャンネル

一発撮りのパフォーマンスを配信するYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」では、大原櫻子さんは同じくすずを演じるWキャストの昆夏美さん、アンジェラ・アキさんと、作品のキーナンバーである「この世界のあちこちに」を披露しています。

劇中で歌われる楽曲は、歌手としての活動を休止し、アメリカで演劇の勉強をしたアンジェラ・アキさんならではの、ポップスと演劇表現が溶け合ったような親しみやすい曲ばかり。
歌手としてもミュージカル女優としても活躍する大原さんの持ち味が存分に活かされているように感じます。


出典:大原櫻子さん公式Instagramアカウント

大原さんが演じるすずは、太平洋戦争中の広島県呉市に住む絵を描くことが大好きな女性です。
溌剌とした歌声やキャラクターが印象的な大原さんですが、本作ではおっとりとしていながらも、夫の周作と夫婦としての絆を深めていく芯の強いすずを見事に演じています。
東京出身の大原さんが劇中で披露する、すずのキャラクターを象徴する柔らかな広島弁も注目したいポイントです。

■今後の舞台出演作品

『この世界の片隅に』PV【舞台映像Ver.】

出典:東宝演劇公式YouTubeチャンネル

ミュージカル「この世界の片隅に」浦野すず役・・・2024年5月9日~30日(東京)、2024年6月6日~7月28日(全国※)

※全国公演スケジュール

6月6日~9日(北海道)
6月15日~16日(岩手)
6月22日~23日(新潟)
6月28日~30日(愛知)
7月6日~7日(長野)
7月13日~14日(茨城)
7月18日~21日(大阪)
7月27日~28日(広島)

大原櫻子さんが出演するミュージカル「この世界の片隅に」は、5月に東京・日生劇場での公演を終えたあと、全国各地を巡演します。
最後の公演地は、物語の舞台である広島県呉市。
作品ファンだけではなく、地元の方々にとっても見逃せない公演になりそうですね。
全国公演のキャストスケジュールは未発表で、2024年5月現在、大原さんが出演する公演の日程は発表されていません。

■まとめ

音楽活動やテレビ・映画の出演だけではなく、ミュージカル女優としても躍進する大原櫻子さん。
かつては女子高生のファンが特に多かったようですが、活躍の場を広げ舞台に数多く出演するようになってからは、大人世代のファンも増えているようです。

ミュージカル愛、とりわけ「ミス・サイゴン」愛が強い大原さんのキム役は、いつか舞台で見てみたいものですね!
これからも大原櫻子さんの活躍に目が離せません。