【劇団四季アラジン】劇場にあふれる魔法に注目!あらすじ・感想

2022年10月5日

劇団四季アラジン 感想
劇団四季アラジン 感想
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2015年5月よりロングラン公演を好評上演中の劇団四季ディズニーミュージカル「アラジン」。みなさんはもうご覧になりましたか?

言わずと知れたディズニー映画「アラジン」をミュージカルにしたこの作品は、陽気なランプの魔人ジーニー、ロマンチックな魔法の絨毯による空の旅など、映像の世界だからこそできた魔法を舞台の上で現実に叶えてしまうマジカルなミュージカルです。

今回は、劇団四季の大人気ミュージカル「アラジン」を紹介します!

■「アラジン」のあらすじ

◆1幕


出典:劇団四季公式Instagramアカウント@gekidanshiki_official

熱気が渦巻く艶やかな砂漠の王国、アグラバー。
貧しい青年アラジンは市場で盗みを働きながら、衛兵から逃げるその日暮らしの生活をしていました。
一方宮殿には王女ジャスミンに求婚する王子たちが訪れ、毎回お見合いが上手くいかず帰っていくのでした。

決められた人生に嫌気がさした王女ジャスミンはこっそり宮殿を抜け出し、にぎわう市場でアラジンと出会います。
互いに自由を求める心が共鳴し、距離が近づく二人。

やがてアラジンは追手の衛兵に捕まったことでジャスミンの素性を知り、驚きます。
あわやアラジンが衛兵に殺されそうになった時、一人の老人が彼を助けてくれました。

実はこの老人は、王座を狙う国務大臣のジャファー。
魔法の洞窟にある魔法のランプを探していたジャファーは、洞窟に入れる心の清い青年「ダイヤの原石」を捜しており、アラジンこそがそのダイヤの原石でした。

魔法の洞窟に行ったアラジンは掟を破り、二度と外に出られなくなってしまいます。

暗い洞窟に閉じ込められたアラジンのそばにあったのは、ジャファーが欲しがっていたあのランプ。
何の変哲もないランプをこすると、なんと中から魔人のジーニーが現れてアラジンの願いを3つ叶えるというのです!
ジャスミンとの恋を叶えたいアラジンは、魔法で王女に求婚できる地位を持った王子に変身することになりました。
期待を胸に、アラジンはジャスミンが暮らす宮殿へと向かいます。

◆2幕


出典:劇団四季公式Instagramアカウント@gekidanshiki_official

ジーニーの魔法によって王子に変身したアラジンは、アリ王子と名乗り悪友たちとジーニーをお着きに従えながら豪華絢爛なパレードで宮殿に入りました。

国王は驚きつつも歓迎してくれましたが、鼻持ちならない往時の姿にジャスミンは憤慨。
悪友たちやジーニーから「正直になれ」と言われたものの、アラジンは自分を王子と偽ったままジャスミンに再びアタック。
市場で出会ったアラジンのことが忘れられないジャスミンは、アリ王子が彼に似ていることに気づき、王子の手を取ります。
魔法のじゅうたんに乗って、夜空を旅する2人は恋に落ち、ジャスミンはアリ王子を自分の結婚相手として選びました。

ジャスミンの愛を得たものの、心優しい性格から嘘をついていることに後ろめたさと不安を抱くアラジン。
ジャスミンと国王に正体を打ち明けられず悩んでいると、ジャファーに魔法のランプを奪われてしまいました!
国王に代わり、すべての権力を握り国を支配しようとするジャファー。
果たしてアラジンはジャファーを倒し、ジャスミンとの愛を取り戻せるのでしょうか?

■「アラジン」の主な登場人物

◆アラジン

出典:劇団四季公式Instagramアカウント@gekidanshiki_official

アグラバーの街で暮らす貧しい青年。
1か月前に唯一の家族である母親を亡くし、毎日のらりくらりと過ごして親孝行できなかったことを後悔している。
貧しさから盗みを働くが、自分より貧しい人に苦労して盗んだパンを譲る心優しい性格の持ち主。魔法の洞窟に唯一入れる「ダイヤの原石」に選ばれる。

◆ジャスミン

出典:大同生命保険株式会社公式Twitterアカウント@@kajimaya_asako
アグラバーの王宮に住む美しい王女。
求婚する王子に対して対等なパートナーであることを求め、見せかけだけの王子たちにうんざりしている。
自由になることを渇望しており、自分の幸せを自分でつかむために宮殿を出て街へ降り、アラジンと出会う。

◆ジーニー

出典:劇団四季公式Twitterアカウント@shiki_jp

魔法のランプの中に住んでいる3つの願いを叶える魔人。
底抜けに明るい性格だが、実は1万年間ずっと小さくて狭いランプの中に閉じ込められており、いつか自由になることを夢見ている。
心優しいアラジンに惹かれ、ご主人としてだけではなく親友のような絆をはぐくむ。
物語の案内人も、ジーニーが担当している。

◆ジャファー

アグラバーの国務大臣でありながら、王から国を奪うことも目論む魔法使い。
謀反を企てるために手下のイアーゴと悪だくみ大辞典を調べていたところ、魔法のランプを手に入れることを思いついてアラジンを利用しようとする。

◆イアーゴ

ジャファーの側近。
彼を「極悪非道の魔王様」と慕いつつ、減らず口をよく叩いている。
原作アニメ映画ではオウムだが、舞台版では人間。
余りにもうるさいので、ジャファーに「お前はオウムか」と言われている。

◆バブカック、オマール、カシーム

ミュージカル版オリジナルのアラジンの悪友たち。
市場でアラジンとつるんでいる3人組で、リーダー格のカシーム、思慮深いオマール、食べ物に目がないバブカックの仲良しトリオ。アラジンの恋を応援する。

■【魅力①】思わず笑ってしまうハッピーなミュージカル


出典:劇団四季公式YouTubeチャンネル

ジーニーを始めとする「アラジン」のキャラクターたちは全員が個性豊かで、彼らのセリフにはジョークが効いた笑いを誘うものがたくさんあるのです。
ユーモアに溢れたシーンがたくさんあるので、思わず笑い声が漏れてしまうかもしれません。
あたりかまわず笑っても大丈夫!客席からもいつも笑い声が聞こえてくるので、舞台から出ているハッピーな空気感をぞんぶんにあじわってください。

■【魅力②】アニメーションから飛び出したような魔法

出典:大同生命保険株式会社公式Twitterアカウント@@kajimaya_asako

「アラジン」といえば、印象的なのは豪華絢爛な魔法の数々!
ミュージカル版ではアニメに引けを取らない華やかなミュージカルシーンが数多く登場し、観客をアグラバーの魔法の世界へ引き込みます。

魔法の見せ場といえば、やはり1幕でジーニーが歌う「フレンド・ライク・ミー」と2幕でアラジンとジャスミンが魔法のじゅうたんに乗って歌う「新しい世界」でしょうか。

「フレンド・ライク・ミー」は、なんと8分半にも及ぶビッグナンバー!
曲の合間にジーニーは魔法でダンスコンテストを開催したりマジックを使ったり、「美女と野獣」や「アンダー・ザ・シー」などの他作品のディズニーソングも披露しています。

ロマンチックな「新しい世界」では、魔法のじゅうたんによるフライングに思わずうっとり。
星がきらめく空を飛びながら歌うアラジンとジャスミンのデュエットは、何度見ても感動すること間違いなしです。

■まとめ

魔法にあふれた劇団四季のディズニーミュージカル「アラジン」について紹介しました。

日本では220万人以上の観客を動員し、人気ミュージカルとして定着しつつある「アラジン」。
1万年ロングラン公演をめざして好評上演中ですので、みなさんもぜひ劇場で「アラジン」の魔法を体感してみてはいかがでしょうか?